2005-03-05
一ヶ月間何も書かない事もあれば、こんな月もある。気まぐれ過ぎ・・・。
正しいHTMLとは?
1で述べられている事に関して違和感があった。それを2で述べてくれた。が、しかし、それも何か違和感がある。自分が考える正しいHTMLとちょっと違う。
[引用: 特別でないただの一日記 -眞・ヤンさまが見てる(2005-02-19) より]
この一連の議論について、最初の項目に対する私の見解だが、上記引用文の筆者であるyanさんの意見と同じく、次の項目で述べれている。また、yanさんが述べられている正しいHTML
については、強調要素の例については同意見であるが、文章の論理構造を施すのがHTMLだ
という記述には疑問を感じます。
HTMLでは、XMLの様に論理構造を厳守しなさいとまではW3Cは言及していません。然しながら、Web Content Accessibility Guidelines 1.0 などにもある様に、タグの用法を守ったり、構造を明確にする必要性があります。即ち、蔓延している表レイアウト(俗語)や意図不明なdiv
要素及びspan
要素によるレイアウト(表から脱却しただけ)などの様な物理的なマークアップについては、適切(正しい)とは言えないでしょう。ですから・・・
<p>「Ada Lovelace tutorial」の著者は<em>パトリオットPAC-3</em>のインテグレーションにも関わっている。</p>
<p>「Дdд Loυёlдcё тμтoγiдl」σ著者レ£<em>/ヽo├レ)才ッ├ρДC-3</em>σィ冫〒勹〃レ→ショ冫レニм○関ゎッτレヽゑo</p>
上記の例は全て正しいHTML文章(の断片)だ。
[引用: 指向性メモ::2005-02-18::正しいHTML? より]
上記の引用文にある例は、どちらも妥当(valid)であるが、後述については適切とは言えない。それは、アクセス性の視点から見ると、文章の記述が不自然でり、音声合成装置などを利用するユーザが混乱しかねないからである。また、その資源のHTTPヘッダにおける言語指定やHTMLの言語属性があっても、それに基く解釈の手助けも意味を成さない。つまり、正しいHTMLとは、アクセス性のことも念頭において記述する必要がある。つまり、上記引用の例にある所謂ギャル文字は、ASCIIアートと同様にpre
要素で記述して更に説明を記述するか、埋め込み画像にしてalt
属性に解釈可能なテキストを記述すると良いだろう(短い内容なら、abbr
要素で包括する手段もある)。
DTDに沿ってValidであれば正しいHTMLなら、改行代わりにp要素を使ったり、インデントのためにblockquote要素やdl,dt.dd要素を使う事も正しいHTMLとなってしまう。
[引用: 特別でないただの一日記 -眞・ヤンさまが見てる(2005-02-19) より]
更に、yanさんへの突っ込みになってしまい恐縮ではあるが、p
要素の要素内容の冒頭に字下げ目的で空白文字を記述することも正しいHTMLとは言えないであろう。
注釈
- ギャル文字
- 文字や記号を合成して記述される文字。最近、女子高生の間で携帯電話のメール交換の際に主に使われているらしい。
最後に、時間の都合上、後日改めてこの件について再度触れることにしようと思う。
正しいHTMLとは?(其の弐)に続く。