2005-03-04

IE 7.0はタブ付きブラウジング機能を搭載

米Microsoftの関係者の話によると,同社が現在開発中であるWebブラウザ「Internet Explorer(IE)7.0」には,タブ付きのブラウジング機能が搭載され,既に社内テストの段階に入ったことが分かった。

[引用: IE 7.0はタブ付きブラウジング機能を搭載 : IT Pro ニュース より]

昨日の続きになりますが、ウェブブラウザ市場は、これまでMSIEの独占状態でしたが、最近ではMozilla系やOperaなどのブラウザが徐々に台頭しつつあります。そして、それらのブラウザに共通する点といえば、タブブラウズ機能を搭載していると誰でも気付くことでしょう。

私が昨日行った「本サイトのブラウザの利用状況」では、MSIEの利用状況は現在でも70%を超える状況ですが、その中には、MSIEコンポーネント型ブラウザも勿論数多く含まれていると推察されます(それらの多くは、デフォルトではMSIEと同じUA識別文字を返すから)。そして、それら多くの共通点もまた、タブブラウズ機能を搭載しているのです。

さしものMS社も、ブラウザの主流となりつつある「タブブラウザ」を無視することができなくなったといえるのでしょう。

さて、私が一番気になる事は、次期MSIEでは、XHTML(application/xhtml+xml 媒体型)に対応するのか?また、Mozillaの様に各仕様に準拠したレタリング能力を備えるのか?(過去の二大ブラウザ戦争の二の舞はご免だ)ということです。セキュリティ強化も当然ながら、性能と品質が向上しない限り、これからも私は、Mozillaを愛用し続けるだろう。

注釈

  • MSIEコンポーネント型ブラウザとは、ブラウザエンジンにMSIEを用いたもの。日本製では、SleipnilDonut系などが多種存在する。
  • 二大ブラウザ戦争とは、MSIENNによる、シェア争奪の為の熾烈な過去の争い。それぞれのブラウザ独自のHTMLタグやスクリプト等の機能拡張がなされたが、WaSPの活躍により終止符が打たれる。