2004-02-05

Another HTML-lintとXHTML文書のMIMEタイプ

Another HTML-lint(以下、AHLと表記)がMIMEタイプ(メディアタイプ、コンテントタイプ)をチェックするようになったようです。厳格にチェックするのがAHLの利点ですから、歓迎すべきことなのでしょう。

[引用: Azure Cloister: note::memo (2004-02-01) より]

このことは、「メディアタイプ検証サービスを作ろうかな?」と、冗談抜きで検討中だった私には嬉しい限りです。ただ、私もキサラギさんが受けた印象と全く同じく、XHTML Media Typesを中途半端に採用した [引用: Azure Cloister: note::memo (2004-02-01) より] という印象を受けました。

本サイトでは以前より、ユーザエージェントがapplication/xhtml+xmlを利用可能ならばXHTML文書を、そうでない場合にはHTML文書を送信(正確には、サーバサイドでXMLをXSLTで変換・出力)しています。

application/xhtml+xmlとして送信されるXHTML文書をAHLは次のように採点します。

  • 空要素が<br/><br></br>のようになっていると減点する(HTML互換ガイドラインに従う必要がないのなら問題ないはず)。
  • スタイルシートを利用する場合にxml-stylesheet処理命令が無くても警告しない。
  • <meta http-equiv="Content-Type" content="application/xhtml+xml; charset=UTF-8" />のように書かれていても警告しない。

[引用: Azure Cloister: note::memo (2004-02-01) より]

HTML互換性ガイドラインではないけれど、これに付け加えると・・・

XHTMLファミリ文書型は、異なる名前空間から要素型/属性を取り込んでもよい [引用: XHTML Media Types (ja) より] はず。但し、Strictly Conforming Documents [引用: XHTML 1.0: 3.1.1 Strictly Conforming Documents より] を満たさないこのような場合、XHTML Media Types では、例えば 媒体型が application/xhtml+xml であれば In general, this media type is NOT suitable for XHTML Integration Set document types. [引用: XHTML Media Types: 3.2. application/xhtml+xml より] とあるので、その様な場合にその警告が必要なのでは?と思うのだが・・・。

尚、AHLでは、媒体型が application/xml 或いは text/xml として送信されるXHTML文書は、指定されたURLは HTML ではありません。という結果になります。

AHLが今後更に、Another XHTML-lintへと進化していくことを、私は静かに願うところです。

注釈

各種検証に興味ある方は、各種検証サービスを集めたリンクをご覧下さい。