シナリオ別攻略(PC Engine SUPER CD-ROM2版)

ラングリッサー(PC Engine SUPER CD-ROM2版)のシナリオ別攻略についての解説です。

基本戦術

経験値を効率良く稼ぐ

経験値をより効率的に得る為には、次の点を十分に理解して実践する必要がある。

  • 敵指揮官をいきなり撃破せずに、周囲の部下(傭兵たち)から順に倒す
  • 指揮官を倒すと、傭兵を倒した時より多くの経験値を獲得できる。経験値メーター(レベルアップに必要な経験値)に余裕のある指揮官で敵指揮官を撃破する
  • クラスもレベルも最高の指揮官は、削り役に徹する。即ち、育ちきった指揮官で敵を撃破して経験値を得るのは無駄である。
  • シナリオをクリアすると、戦果報告にてクリアボーナス経験値(指揮官1~3人撃破に相当)が得られる。シナリオをクリアする時点での経験値メーター以上の経験値は加算されないので、経験値メーターにある程度の余裕を持たせてシナリオをクリアする。

以上の事を留意しながら、獲得経験値を無駄にしない戦いを心掛けよう

敵の行動を封じる

コンピューターの指揮官(NPCと敵)は、耐久力が7以下になると、治療(HPは3、MPは2回復)に専念する。また、傭兵の場合も指揮官に隣接(上下左右の4箇所)して耐久力の回復に努める行動をとる。

このことを利用して、敵の耐久力を適度に削っておくことで、戦況が自軍にとって常に有利になるように仕向けよう。

魔法で地形破壊

メテオやアースクエイクの魔法は、敵に大ダメージを与えると共に、地形を破壊する効果を持つ。魔法により破壊される場所は、メテオでは魔法効果範囲の中心、アースクエイクでは壊れる場所は不特定(ランダム)である。

敵に被害を与える利用方法は当然の事、相手が地形効果に於いて有利な場合に地形を破壊したり、壁を破壊して進入口を作ったりできることも覚えておこう。因みに、破壊された地形の地形効果は5%になる。

お勧めクラスチェンジ

私がお勧めする各指揮官のクラスチェンジです。初めてプレイするならば、主要指揮官は全員隠しクラスまで地道に成長させた方がシナリオ攻略の上で楽になります。また、三人衆(ソーン、ホーキング、アルバート)は仲間との均衡を考えて成長させましょう。

著者推奨クラスチェンジ一覧表

著者推奨クラスチェンジについて、各列は、指揮官名とクラス段階を示した表。

指揮官第一段階第二段階第三段階第四段階
レディンファイターロードハイ・ロードヒーロー
ナームファイターロードハイ・ロードレンジャー
クリスクレリックビショップアーチメイジプリンセス
ジェシカウォーロックビショップハイプリーストセージ
テイラークロコナイトサーペンナイトサーペンロード
ソーンファイターナイトナイトマスター
ホーキング
アルバートファイターロードハイ・ロード

注釈

シナリオの攻略方法

シナリオ1(王城脱出)

シナリオをクリア(レディンがナームに合流)するだけなら3ターンで可能。だが8ターン目より登場するディゴスを倒すとデビルアックスが入手できるので、できればディゴスを撃破したい。その為には、ヴォルコフにホースマンを雇いこれを有効活用すると良い。また、レディンはバルディア城の西口に移動し、テイラーの部隊が削ったダークエルフを撃破して経験値を少しでも稼いでおく。

このシナリオで登場するNPCの三人(ナーム、ジェシカ、テイラー)は、今後のシナリオで仲間に加わる。NPCであっても経験値は累積されるので出来る限り撤退することのないように、注意しながら経験値獲得に精を出そう。特に、南口のジェシカは交戦相手がサーペンナイトなので苦戦は必死。ヴォルコフの傭兵(ホースマン)で援護しつつジェシカの経験値稼ぎの手助けをしよう。この時、ヴォルコフのシールド(魔法)で補助すると幾分楽になる。

NPCの司祭コッセルについては、運が良ければ生き残ることもあるが、多くの場合は防戦虚しく撤退を余儀なくされる。でも気にすることは無い。

もしこれ以上の戦闘は無理だという止むを得ない状況に追い込まれたら、ヴォルコフの傭兵で一気に敵を蹴散らすか、シナリオクリア(レディンをナームと合流)を優先せざるを得ない・・・。

シナリオ2(サルラスへ)

このシナリオはヴォルコフの部隊でクリスの部隊を護衛しながら、レディンの経験値を稼ぐことになる。非力な市民を従えるクリスの部隊は道に沿ってマップ左上方の門に向かい移動するので、ヴォルコフの部隊で進路を塞ぎ足止めを行う。

ターン7になると敵の主力部隊(ド・モトフ)が登場する。これらの部隊は援軍のNPC(ホーキングとソーン)に任せてしまっても良い(援軍の二人は今後のシナリオで仲間に加わる)。敵の部下を一掃する前に指揮官を倒してしまうことがないように見守りながら、経験値を稼がせよう。

尚、このシナリオを含めて今後のヴォルコフは削り役に徹すること。

シナリオ3(襲撃)

このシナリオでは、強制配置でしかも味方部隊の戦力が二分される形で配置される。

ターン5より町の西口にド・モトフが出現する為、レディンの部隊はそれに備え移動して待機しておく。

ヴォルコフの部隊は、ソーン(NPC)と合流するか、配置位置の直ぐ近くを逃げ惑う市民の護衛をしつつ町中心部でホーキング(NPC)と合流する戦略のどちらか。どちらの場合もNPCが撤退させられることの無いように援護を心掛けよう。

くどい様だが、ヴォルコフは削り役に徹すること。

注釈

  • このシナリオをクリアすると、ナームと再会して仲間に加わる。

シナリオ4(死霊の森)

このシナリオに登場するスライムは、プレイヤー側の傭兵では殆ど歯が立たない。しかし、レディンがこれまでのシナリオで順調に経験値を得て第二段階のクラスになっていれば、戦況は一変する。ただ、仲間に加わったばかりのナームの傭兵(ソルジャー)は殆ど役に立たないので、ナームの傭兵はいっそのこと所持金の節約を考慮して雇わなくても良い。また、ナームにはデビルアックスかグレートソードを装備させておくと良い。

ターン6になるとプレイヤー側の援軍(クリスとソーンのガードマン部隊)が到着する。それまでは配置位置より下方の地形効果が高い地点(山や森)にて、味方部隊を密集させてなるべくナームの部隊でスライムに止めを指すといった地道な戦いを繰り返す。援軍到着後は、傭兵属性の相関関係においてスライムに有利なガードマンを擁するクリスとソーンの部隊を活躍させることで、制限ターン数(12ターン)以内に全てのスライムを撃破し、シナリオクリア後に仲間に加わるこの二人の経験値も忘れずに上げておこう。

注釈

  • このシナリオをクリアすると、クリスとナームが仲間に加わる。

シナリオ5(帝国親衛隊)

このシナリオでは、レディンの宿命のライバル・黒騎士ランスが初登場する。PCエンジン版のランスは、MD版に比べて非常にお馬鹿さんなのである意味注意が必要。騎士らしからぬ遠距離からのサンダーは兎も角として、「貴様など私の敵では無い!」とか「ふっ、動きが遅い!」等とほざいてライトエルフに突撃し、呆気なく自滅することが多々あります。

敵陣を目指す経路は、中央と左右の3つ。地形効果を有効に利用した戦闘が可能な左側に主力部隊を集中して進攻し、橋周辺の森にライトエルフ部隊を、その後方にソルジャーなど他の部隊を備えさせる。その一方で、右の経路に敵指揮官レティシア隊に対する別働隊(主力と同様の編成)を進軍させ、右下辺りの森に着陣させる。

レディンのレベルが他の仲間よりずば抜けている様ならば、このシナリオではヴォルコフと同様に削り役に徹すること。このシナリオまでにナームとソーンを第二段階のクラスに到達させておけば、次のシナリオ(バルディア城の攻防)攻略が楽になることだろう。

注釈

  • シナリオクリア時にヴォルコフが敵の伏兵の毒矢からレディンをかばって死亡する。

シナリオ6(バルディア城の攻防)

このシナリオでは、城の左右から攻め込むので戦力も二分することになる。左右のどちらも城門に配置されている敵の騎兵部隊に対する弓兵部隊を先鋒隊として敵の騎兵部隊を撃破したら、騎兵部隊(若しくは歩兵部隊)と入れ替えを行い敵の歩兵部隊を叩いて城内に突入するといった戦術をとる。最後は、城内中央の占領軍司令官ゼルドを護衛する部下のアーマソルジャーを騎兵部隊で各個撃破し、ストーリー的にはレディンでゼルドの止めを刺したいが拘る必要はない。

クリスの経験値上げが順調であっても、大概の場合はクレリック(レベル7前後)のままであろう。貧弱なガードマンでも地形効果を考慮し、尚且つアタックやシールドの補助魔法で指揮修正値を上げ、少しでも優位な状況で敵を確実に仕留めさせてクリスの経験値を忘れずに稼いでおこう。また、クリスのキャラクターに似つかわしくないが、シナリオ1でディゴスを倒して得たデビルアックスを装備させておくと良い。

注釈

  • このシナリオでゼルドに勝利しバルディア城を奪還すると、ジェシカとテイラーを救出して二人が仲間に加わる。

シナリオ7(砦の勇者)

このシナリオでは、砦を守るアルバートの部隊が全滅する前に敵指揮官ベルヌーイを撃破しなければならない。

砦のある対岸へ渡るには、中央の橋より主力部隊、左の橋より遊撃隊(レディンかナームが適任)を移動させるが、中央の橋の両側に配置された敵の水軍が行軍の妨げとなるので、先ずは水軍を撃破しなければならない。左側の水軍は、遊撃隊で左側の陸地に誘き寄せてテイラーの水兵で敵の側面か背後を突き一気に撃破する。右側の水軍も敵に地形効果で優位にさせない為にも中央の橋の上に誘き寄せて撃破する。

対岸目指して橋を渡るのは、敵の水軍を壊滅させてからで良い。砦を守るアルバートは、あるターン以降、砦のより深くに引き下がり防戦に徹するので、余程のことが無い限り全滅させられることはない。

ターン10よりランスとその副官ライアスが増援として出現する。弓兵で組織した遊撃隊を森に待機させ、主力部隊で砦を攻略しようと群がる敵軍勢を撃破し、敵の増援部隊が出現するより前に敵をある程度撃破して味方に余剰部隊があれば、経験値を稼がせたい部隊で敵の増援部隊を撃破させる。

敵の増援部隊として登場するランスは、ベルヌーイを撃破すると撤退するので、勝利条件であるベルヌーイの撃破は一番最後にすること

注釈

  • このシナリオをクリアすると、アルバートが仲間に加わる。

シナリオ8(追撃)

このシナリオでは、敵司令官のザルダフを追撃しなくてはならない。ザルダフはマップ左上方にある橋を渡って撤退しようとするので、その前に追い付き撃破しなければならない。追撃を阻む敵の殿軍の歩兵部隊をこちらの騎兵部隊で速やかに突破し、街道の交差点(マップ中央の石柱が目印)より手前でザルダフを足止めし、ザルダフ以外の全ての部隊を撃破してからザルダフを撃破する。

ターン5よりマップ左下方の街道からランスとライアスが率いる騎兵部隊が登場するので、それを見越して弓兵部隊で組織した別働隊(ナームが適任)を用意し、出撃準備の際に一番左に配置してマップ左の街道付近に着陣させる。また、マップ右下方の池辺りに陣取る敵の弓兵部隊に対しては、テイラーの水兵部隊で地形効果を利用して攻撃する。

先のシナリオで救出してこのシナリオから仲間に加わるアルバートのクラスとレベルは、現時点では他の仲間より見劣りすることであろう。このシナリオでは、アルバートにできるだけ優先的に経験値を稼がせてクラスを第二段階にしておきたい。

シナリオ9(ワールの激流)

このシナリオは、マップの半分が川という特殊な地形で、水上で脅威となる敵のサーペンナイトとモンスター(クラーケンの部隊)を撃破する際にテイラーが大いに活躍する。これ即ち、テイラーの為のシナリオと言っても過言ではないのかも知れない。

シナリオが開始すると敵の水軍がこちらへ寄せて来る。また、ターン5より川の左右にクラーケンが出現するので、これらを撃破するまでは川を渡るのを避けた方が無難である。

シナリオが始まると敵の水軍が前進してくるので、中央の部隊をそのまま岸に待機させる。十分に敵を引き付けたらテイラーの部隊を敵の側面に移動して、陸上と水上の両面から仕留める。この間に左に配置した部隊を川の中央付近の島へ上陸させておき、ターン5より川の左に出現するクラーケンを島に誘き寄せて撃破する。また、右に配置した部隊は川を渡らずに森付近で待機しておき、川の右に出現するクラーケンを陸上に誘き寄せて撃破する。敵の水軍とモンスターを倒したら、全軍を対岸目指して進める。

ターン6よりマップ上方の街道からランスが登場する。この時点でこちらの軍勢の行軍は左側(島経由の行軍)が先行しているので、ランスはそれを目指し詰め寄って来るが、直ぐには上陸せずに水上に誘き寄せてからテイラーの水兵部隊をぶつければ、容易に仕留めることができる。

注釈

  • このシナリオのショップでは、ネックレスを購入することができるので、戦闘出現準備の際に幾つか購入して使うと良い。

シナリオ10(湖上の城)

このシナリオでは、湖上のウァルク城を攻略するのが目的。だが、やみくもに部隊を城内へ突入させてしまうと、湖上から敵の水軍に挟み撃ちにされ、結果的に兵が込み合う混乱状況に陥ってしまい兼ねない。

城内の歩兵部隊は迎撃をすべく城外に出て来るので、先ずは、城門付近に配置した前衛部隊を一旦下げ、城内から敵の歩兵部隊を自軍の布陣に誘い込み、正面と側面から騎兵部隊で殲滅する。敵の水軍も陸地へと十分に誘き寄せてから撃破する。そして、城内への突破口を開いたら、主力部隊を城内に突入させて城主のキルヒナーを討ち取れば良し。

ターン10よりマップ左と下方の街道に敵の増援部隊が到着するので、増援部隊を迎撃する為の部隊(左に歩兵部隊、下に騎兵部隊)を城内に突入させずに待機させておくこと。

注釈

  • このシナリオをクリアすると、ホーキングが合流し仲間に加わる。

シナリオ11(ダルシス城)

このシナリオでは、城の左右から戦力を二分して攻め込む。先ず、騎兵部隊でダルシス城への突入を敢行する。左右両側共に、城門で敵の歩兵部隊を撃破したならば、城の上層階より移動してくる敵のアーチメイジが率いる弓兵部隊に備え歩兵部隊を投入する。

ターン5よりランスがマップ下方の中央に登場するので、水兵部隊を率いたテイラーを城濠に待機させておく。城濠に待機している間は、城内のアーチメイジによる魔法の囮としての役目も果たす。

ターン7に突入すると、マップ左右の上方にモンスター(ワイバーンの部隊)が出現する。このモンスターはバルディア軍、ダルシス軍のどちら構わずに襲いかかってくるので、倒し損ねて経験値を無駄にしないように弱った敵は確実に仕留めていくこと

注釈

  • このシナリオのショップでは、オーブを購入することができるので、皇帝ディゴスとの決戦に備えて1~2個購入しておくと良い。

シナリオ12(ツインキャッスル)

このシナリオでは、指揮官が4人ずつ二手に分けて強制配置される。指揮官の配置は、左側の塔にレディン、テイラー、クリス、ホーキング。右側の塔にソーン、ナーム、ジェシカ、アルバートがそれぞれ配置される。城内ということもあって非常に込み入った状況になり易いので、弱った傭兵の回復を如何に速やかに行えるかが勝利の鍵となる。特に左側は込み入り易い為、傭兵を最大数の8隊雇っても有効に働けない場合が多く、4隊程に数を留めた方が戦術的に無難である。

左側の塔は、レディンとクリスの歩兵部隊、テイラーとホーキングの騎兵部隊で敵部隊の傭兵の種類に応じて部隊を投入して戦う。右側の塔は、ソーンとナームの騎兵部隊、アルバートの歩兵部隊で眼前の敵と交戦し、後方からジェシカの魔法で援護させると結構呆気なく(10ターン以内で)攻略することができる。

尚、このシナリオに至るまでに順調に経験値上げを行っていれば、各指揮官のクラスが主要指揮官は三段階目、テイラーと三人衆は二段階目に成長しているはずである。

注釈

  • このシナリオをクリアすると、ラングリッサーをディゴスの手から奪還する。

シナリオ13(石像の町)

このシナリオでは、指揮官を5人しか参加できない。よって、レディン以外の4人を誰にするかで戦況は一変する。

4匹のバジリスクが率いる16匹のクロウラーは騎馬属性なので、ライトエルフが非常に有効である。但し、指揮官の攻撃修正が低いとクロウラーの防御力が非常に高いので物理攻撃によるダメージを殆ど与えることができない。そんな場合には、アタックの魔法を付与してバジリスクの石化ガスに注意しながら地道に倒そう。

また、マスターディーノが率いるボーンディーノも騎馬属性なので、ライトエルフが非常に有効である。クロウラーより防御力は低いが攻撃力が高いので、防御修正が低い指揮官の弓兵部隊の場合には、ネックレスの装備は勿論の事、シールドの魔法による援護も欠かせない。

シナリオが開始したら、1部隊を橋を渡らせてスライムと交戦しつつクィーンアントの足止めをし、マスターディーノに対抗して配置した部隊を交戦する。バジリスクは配置位置で待ち伏せて、近付いてきたところを一気に撃破する。場合によってはアタックやシールドを付与すると良い。

マップ上方にある宝箱には、石化を解く鏡が入っている。この宝箱を開ければ、バジリスクの石化ガスによって石化した町の市民やランス、自軍の指揮官や傭兵の石化を解くことができる。石化が解けたランスは仲間になり、このシナリオではNPCとして行動する。しかし、必ずしも宝箱を開けずとも10ターン以内に決着をつけられる。

注釈

  • このシナリオをクリアすると、ランスが仲間に加わる。

シナリオ14(ウルフパック)

このシナリオでは、指揮官を4人しか参加できない。よって、レディン以外の指揮官の人選が戦略上大事になる。

シナリオが開始すると、ナーギャの部隊が前進して来て、橋をすんなり渡してはくれない。しかも、ターン4になるとマップ右下方に潜伏していたウェアウルフが3部隊も出現する。戦術を違えると、間違いなく町への侵入を許してしまう恐れがあるので、移動力の高い部隊(騎兵か飛兵部隊)を橋の右手から川を渡らせ、狼男の潜伏地点に向かわせる。

また、マップ左上方の狼男の軍団もほおっておくと全てが町に進入してしまうので、移動力の高い部隊を橋の左手から川を渡らせて狼男1~2部隊を引き付ける陽動作戦を行う。

この際、非常に危険を伴う作戦ではあるが、ナーギャの部隊の傭兵も各個撃破して経験値を稼ぐ。但し、絶対にてこずってはならない

ウェアウルフが引き連れているウルフマンは、ダルシス軍のアーマソルジャー以上に強く、しかもウェアウルフがアタックの魔法を使うので侮ってはならない。

シナリオ15(邪竜の叫び)

このシナリオでは、指揮官を4人しか参加できない

このシナリオに登場するグレートドラゴンの力は強大。司祭コッセルの言う、町の北の山(マップ左上方)に眠る強力な力を持つ炎の精霊・イフリートの封印を解くと味方NPCとして協力してくれる。しかし、場合によってはイフリートが闇の軍勢を簡単に撃破する(場合によってはグレートドラゴンも倒してしまう)ので、ありがた迷惑な存在ともなり得る。

グレートドラゴンを倒すと莫大な経験値(どんなクラスでも1レベル上昇)が得られることを考えると、ここはやはりNPCに頼るのではなく、強い指揮官にラングリッサーを持たせて対抗したい。このシナリオに至るまでに順調に経験値上げを行っていれば、主要指揮官のクラスが第四段階目(隠しクラス)に成長しているはず。特に最強の攻撃力を誇るレンジャーにナームがなっていれば、彼女が対グレートドラゴン戦士として適任である。因みに、レンジャーは森での戦闘を得意(地形効果40%)とする。

町の北の山より狼男が南下してくるので、騎兵(或いは、飛兵)部隊で迎撃する。海から押し寄せる闇の軍勢に対しては、町のすぐ外の海岸沿いの森に弓兵部隊を展開する。魔法に長けた指揮官が1人でもいると心強い。

町の北の山に居るナーギャを倒すと、イフリートの封印が解ける。

シナリオ16(暗闇の中で)

このシナリオでは、指揮官を5人しか参加できない

このシナリオは、前のシナリオで迎撃したグレートドラゴンを退治するのが目的。シナリオ15ではレベル9だったグレートドラゴンもこのシナリオではレベル1に弱っているので、シナリオ15よりも比較的に楽なシナリオである。

洞窟内は壁に囲まれ狭い上、移動に時間が掛かる。モンスターと正面から対峙した場合、側面や背後を突く戦術が困難な上、洞窟内の地形効果は全て10%なので地形効果を利用した戦術も使えない。ここでは、アタックやシールド、ゾーンといった補助系魔法を利用しながら、個々を確実に撃破する他に手立ては無い。

部隊編成は、ボーンディーノ、クロウラーに備えた弓兵部隊と騎兵部隊が有効である。

マップ中央付近にある宝箱には、グレートドラゴンを倒すためのドラゴンスレイヤーが入っている。宝箱を開けた指揮官が持つことになるので、ドラゴンスレイヤーを装備させたい指揮官で宝箱を開けること

シナリオ17(禁断の地ヴェルゼリア)

このシナリオでは、出撃できる指揮官は8人。この時点で味方の指揮官は9人いるので、誰か1人を外さなければならない。

ターン1が始まる直前に、ニコリスの魔法によって、クリスかナームのどちらかが操られてしまう。同士討ちを始めるこの魔法を解くには、詠唱者のニコリスを倒す以外に方法は無い。早い段階でニコリスを倒して他の敵と戦うのが一番無難な戦術ではあるが、態と同士討ちをさせて経験値を稼がせるという危険極まりない手段もある(SCD-ROM版の移植版であるPS版などのⅠでは、シナリオクリア時に残存傭兵の累積数に伴う指揮修正の上昇があるのでご注意)。

闇の軍勢の正面中央にマスターディーノ、両翼にニコリスとナーギャを配した魚鱗の布陣に対しては、両翼に白兵戦部隊を配した鶴翼の陣形で挑む。先ず、両翼に配置した騎兵か飛兵部隊をニコリスとナーギャの部隊と激突させる。次に、中央に配した弓兵で中央突破を敢行して一気にマスターディーノと闇の軍勢の本陣・ボーゼルの部隊を叩く。更に、両翼の白兵戦部隊で敵の中央を側面から挟み込んで壊滅させる。ボーゼルを倒した後は、残りの敵の飛兵部隊を森の地形に誘き寄せて、弓兵部隊で各個撃墜する。

注釈

  • 出撃準備でショップを利用できるのはこのシナリオが最後なので、今後のシナリオに備えて必要なアイテムを揃えておきましょう。

シナリオ18(廃墟の中で)

このシナリオでも出撃できる指揮官は8人だけ。誰か1人を外さなければならないが、隠しアイテムのアサルトスーツを入手したいのならば、ランスを出撃させよう

敵のうち、飛兵と水兵の部隊は1ターン目からこちらへ近付いて来るので、配置位置で待ち構えて各個撃破する。

ナーギャがいる廃墟内へ向かうには、廃墟正面の橋を通らなければならない。しかし、橋を渡った入り口にはマスターディーノの部隊が、その両側にリッチの部隊が待機している。廃墟内への突破口を開くには、弓兵部隊と対アンデッド部隊を進攻させ、敵を粉砕した後に全軍を廃墟内へ突入させる。もしも、飛兵属性の指揮官が参加しているならば、廃墟両翼の城壁の隙間から廃墟内に侵入し、リッチ部隊を誘き寄せておくと突入し易くなる。

ナーギャの側に居るゴーレムは、ナーギャの指揮範囲にこちらの部隊が近付くと側を離れる。ゴーレムを倒すと多くのお金と指揮官並みの経験値が(ナーギャよりも多く)得られるので、一体一体誘き出して確実に撃破しよう。それから丸裸になったナーギャを撃破する。

防御力がグレートドラゴン並みに高く、そのうえ魔法攻撃を一切受け付けないゴーレムを倒すには、攻撃力修正の高い指揮官が率いる弓兵や飛兵部隊で取り囲んで耐久力を削り、経験値を得たい(経験値メーターに余裕ある)指揮官で仕留めると良い。

注釈

  • アサルトスーツは、マップ右上方の隅にランスを移動すると入手できる。
  • このシナリオをクリアすると、ランスが仲間から外れ、今後仲間に再度加わることはない。

シナリオ19(地下神殿)

このシナリオに登場する敵指揮官は皆、強力な魔法攻撃を仕掛けてくる。魔法を発動される前に、敵の行動を封じれるかが作戦上の鍵を握る。次に示す作戦が成功すれば、自軍に損害を殆ど出さずにシナリオをクリアすることができる。

先ず、出撃準備の際に各指揮官が雇う傭兵は、移動力の高い飛兵を中心に雇う。

配置の前列には、左のモルガンと右のリーアップのリビングアーマーが指揮する狼男部隊に対する騎兵(或いは飛兵)部隊を配置し、中央にニコリス対策の為の飛兵部隊を配置する。前列中央の部隊は、ニコリスを削って魔法を封じる役目を担う。ここに配置する指揮官の属性が飛兵以外の場合には、高所を越えた移動ができないので指揮範囲を広げる為にネックレスを持たせておくこと。

中段には、左のアルファーンと右のマツニスのリッチに魔法を使われる前に撃破する為に飛兵部隊を配置。下段の左右どちらかには、マップ中央下方にいるリッチのラミスローゼを撃破する為の飛兵部隊を配置する。残りの2つの配置(中段中央と下段の一方)には、各部隊を魔法で支援できる指揮官を配置しておくと良い。

もしも、中段の左右に飛兵部隊を配置できない場合には、前列の左右に配置した部隊でリビングアーマーを撃破した後に倒さなければならないので、リッチの攻撃魔法による損害は否めないことを覚悟しておこう。

後は、左右からニコリス目指して移動し、残ったオーザとラ・カースのリビングアーマーを倒して、幻術師ニコリスと決戦する。

シナリオ20(闇の封印)

いよいよ最後シナリオ。最終シナリオに相応しく、登場する敵指揮官の全てがレベル9。しかし、これまで順調に経験値を稼いでキャラクターを成長させていれば、自軍の全指揮官のクラスは最終段階でレベルも10ないし9だろう。もう経験値稼ぎの必要もないので、隙あらば一気に敵の指揮官を撃破してボーゼルに挑もう。

このシナリオもシナリオ19と同様に、敵が強力な魔法を使用してくるので、早い段階で敵指揮官を撃破、若しくは、行動を封じておきたい。中央の部屋のリッチに戦いを挑むには、通常ならば上方から回り込む必要があるが、メテオの魔法(アースクエイクでも良いが地形が壊れる場所はランダム)で両側の壁を破壊して、移動力の高い部隊で突入するという戦術もある。

ボーゼルを倒すと玉座の奥の部屋にカオスが復活するので、ボーゼルを倒すのは他の全ての敵を倒した後にする。

最後に復活するカオスは、ラングリッサーを持ったレンジャーのナームで挑めば一撃必殺!!不安ならば、ボーゼルが座していた玉座辺りまでカオスを誘い出して、玉座の地形効果(40%)を利用した攻撃で挑むと良い。更に不安ならば、指揮官で取り囲んでカオスを撃破しよう。

カオスを倒すとエンディングとなる。全20シナリオに要するターン数は、250ターン前後になるだろう。

そして・・・エンディング終了後、超・らんぐへ突入?!(裏技全集参照)

超・らんぐ

超・らんぐは、ラングリッサーの開発スタッフの三人が会社に内緒で徹夜して製作・収録したというもの。本編同様に連続した20のシナリオ仕立て(内輪ネタ)です。但し、バグによってプレイ不能なシナリオがあるので、プレイ不能という事態に陥ったら、素直にシナリオセレクト(裏技全集参照)で次のシナリオへ進みましょう。

本編と異なるストーリーですが、マップは同じ物です(シナリオによってはユニット配置が若干異なる)。しかも、ゲームの難易度は高いです。

特に最終シナリオでは、ボーゼル(○山田)がラングリッサーを装備している上に、撃破するとカオス(T田)とボーゼル(○山田がパワーアップした小山D)がアサルトスーツを装備して復活します。兎に角、超・らんぐのカオスの強さは尋常ではないので、ブラストなどの攻撃魔法で削ってから、例の如くラングリッサーを装備したナームで仕留めましょう。

最終シナリオのカオスを倒すと、超すたっふろーるが流れます。

注釈

  • 超・らんぐでは、本編のキャラクター達の状態(クラスやレベル等)を引き継ぎません。シナリオも本編とは独立しているので、セーブを行う際には、本編とは別のセーブスペースにセーブをするように!

クリアボーナス一覧

クリアボーナス一覧表

各シナリオのクリアボーナスについて、各列は、シナリオの番号、得られるお金と経験値を示した表。

シナリオお金経験値
180050
210010
3150010
450030
520040
6200030
720050
8100020
920040
10100030
1150020
12100050
1360030
1450030
1540040
16100050
1750030
1880040
1950050
20