本サイトの手法について

本文書は、本サイトの技術的な事柄についてです。

・・・が、WWWの発明者であるTim Berners-Leeティム=バーナーズ=リー氏が Don't mention the mechanics [引用: Style Guide for online hypertext より] と述べられているように、WWWは、メカニズムに関する詳細な説明や知識が不要になるように設計されています。ですので、WWWのメカニズムに関する知識を一切必要とされない方、一切興味が無い方は、本文書は特に読む必要はありません。

また、貴方がWWWのメカニズムに関してより詳細な知識を欲する場合には、どうぞウェブデザインより、それらに関する有益な資源をお探しください。

サイト内の用語の定義

使用技術について

  • 本サイトは、W3Cの各技術文書などに基づき作成しています。
  • 本サイトにて公開する文書類(この原本の資源も含む)の殆どは、制作初期段階ではWindows付属のメモ帳、その後はフリーのテキストエディタxyzzyを利用して全て手書きで作成しています。最近はVSCodeも使用し始めました。
  • 参考資料などの詳細は、ウェブデザインをご覧ください。

マークアップ言語

  • 本サイトの資源の殆どは、XML 1.0の書式に従って設計しています。
  • 本サイトでは、XMLとXSLTを用いてXSLTプロセッサにて変換・出力する際に、様々なユーザー環境に対応できるように、text/html 媒体型に「HTMLTM 4.01」、application/xhtml+xml 媒体型に「XHTMLTM 1.0」及び「XHTMLTM 1.1」のマークアップ言語を採用しています。現在は「HTML(WHATWG Living Standard)」を採用しています。
  • 本サイトの文書(原本のXML、或いは出力された内容)類をウェブ・オーサリングツール(市販のホームページ製作ソフトウェアなる物)にて読み込んだ際には、文書解析になんらかの問題が発生するかも知れません。しかし、それらの問題の多くは、仕様に対応・準拠していないオーサリングツールの方に問題があります(参考:Authoring Tool Accessibility Guidelines 1.0)。

スタイルシート

  • 本サイトでは、原本のXML資源とXMLの為のスタイルシート(XSLT)を用いて、XSLTプロセッサ(Sablotron或いはlibxslt)にてUAで利用可能な状態に変換(出力)して情報提供を行っております。
  • 本サイトは、XHTML或いはHTML形式の出力の際に、視覚的表現の機能として「Cascading Style Sheets, level 1 or level 2と「JavaScript Style Sheetsを採用しています。仕様に準拠しないUAでは、制作者の意図するように表示されない場合があります。
  • 本サイトは、スタイルシート(CSS)が無効な環境の際には、視覚的表現を損なう恐れがありますが、記載の内容(情報)が漏れなく伝わるように注意しながら作成しています。
  • 本サイトは、メディアタイプごとに幾つかのスタイルシート(CSS)を設定しています。メディアタイプを使うUAの場合には、例えば、「印刷」の際には、「印刷専用」スタイルシートにて文書を整形します。
  • 本サイトのスタイルシート(CSS)が好ましくない方は、どうぞブラウザの「ユーザースタイルシート」をご利用ください。例えば Netscape Communicator 4.x では、設定の詳細にてJavaScript を有効にする。または、スタイルシートを有効にするの項目を無効にすることで、JSSが無効になります。

注釈

出力内容へのスタイルシートの結び付けは、application/xhtml+xml 媒体型としてのXHTMLでは、xml-stylesheet 処理命令 [XMLstyle] にて結び付けています。

The 'application/xhtml+xml' media type [RFC3236] is the media type for XHTML Family document types, and in particular it is suitable for XHTML Host Language document types.

[引用: 3.2. 'application/xhtml+xml' -- XHTML Media Types より]

・・・中略・・・

When serving an XHTML document with this media type, authors SHOULD include the XML stylesheet processing instruction [XMLstyle] to associate style sheets.

[引用: 3.2. 'application/xhtml+xml' -- XHTML Media Types より]

上記引用を邦訳すると、「'application/xhtml+xml' 媒体型 [RFC3236] は、 XHTML ファミリ文書型の為のメディアタイプ(媒体型)であり、そして、特にそれ(application/xhtml+xml 媒体型)は、XHTML ホスト言語文書型に対して適当(適切)である。」そして、「このメディアタイプ(application/xhtml+xml)によって XHTML 文書を提供しているとき、著者は、スタイルシートを結び付ける為に XML stylesheet 処理命令 [XMLstyle] を使用すべきである。」という記載があります。

現在では、W3CによるX/HTML仕様は全廃となり、XHTMLは過去の遺物となってしまいました。

スクリプト言語

ECMAScript

  • 本サイトは、スクリプト言語に「ECMAScript」である「JavaScript」を用い、「Document Object Model Level 1」を使用していています。但し、スクリプトがオフの設定やサポートされない環境ではスクリプトは動作致しません。
  • スクリプトが無効な環境の際には、スクリプトによる表現が無効になりますが、スクリプトが無効な環境でも閲覧に支障がない様に注意しながら作成しています。

CGI

  • 本サイトは、CGIスクリプト言語に「Perl」を用い、本サイトのアクセスカウンターや掲示板、マークアップ変換サービスなどを提供しています。

PHP

  • 本サイトは、サーバサイドのスクリプト言語に「PHP」を用いXSLTプロセッサ(Sablotron或いはlibxslt)を利用しています。また、アクセスカウンターや掲示板などにも使用しています。

その他の技術について

アクセシビリティー

  • 本サイトは、「Web Content Accessibility Guidelines 1.0」を参考に、あらゆる人どのようなユーザーエージェントを利用していても、また、どのような環境のもとでも利用可能になる様に十分に注意しながら作成しています。よって、当然ながら「推奨ブラウザ」はありません(但し、バグを抱えているUAは例外です)。
  • 本サイトを視覚系UAにて閲覧の際は、表示文字サイズを見易い文字サイズに自由に調節してご覧ください。また、本サイトの視覚的表現の為のスタイルシート(CSS)が好ましくない場合には、ユーザースタイルシートをご利用ください。
  • 本サイトは、HTML & XHTMLの出力内容に link要素とリンクタイプにより、文書のナビゲーションの手段と構成を示しています。対応するUALynx, Mozillaなど)では、ナビゲーション・ツールによって関連するリンク先へ移動することができます。詳細は、ナビゲーションについてをご覧下さい。
  • 本サイトのコンテンツのWCAG 1.0 チェックポイントの照合一覧もご覧ください。

日付表記

  • 本サイトは、更新日などの日付表記に「W3CDTF」の定義に従った書式にて表記しております。
  • リンクについての考え方は、WWWの発明者・Tim Berners-Leeティム=バーナーズ=リー氏が著したLinks and laws - what does a hypertext link imply? (April 1997) [引用: Links and Law より] を参考にしています。

動作及び、表示テスト

動作確認ウェブサーバ

表示確認UA

ブラウザ戦争が終結した現在では、多種多様なブラウザでの確認は必ずしも必要ではなくなりました。過去には以下の様なUAにて表示確認を行っていました。尚、以下の記載内容は過去のままです。

以下は、表示及び音声による読み上げの確認などをおこなっているUAです。

複数のWWWブラウザがありますが、私は、ウェブ標準準拠ブラウザであるMozillaが一押し!表示速度や動作の軽さに拘るならFirefoxもお薦めです。

視覚系UA

注釈

Mozilla Firefox は、常に最新のビルドを使用しております。

下記は、コンポーネント型のブラウザです。

非視覚系UA

テキスト(ラインモード)
音声読み上げ

検証

マークアップ

HTML/XHTML

Valid HTML 4.01!
Valid XHTML 1.0!
Valid XHTML 1.1!
W3CによるHTML & XHTMLの検証サービス。マークアップが仕様に対して妥当である(Valid)と判定されたことを示しますが、DTDで定義される内容に妥当であることは当然のことで、特別なことを意味するものではありません。
Another HTML-lint
HTMLの検証サービスです。検証内容は、W3CのHTML検証サービスよりも詳細で厳密なものです。
Web Design Group
WDGによるHTML & XHTMLの検証サービス。指定ディレクトリ以下のドキュメントを一括検証できるシステムは便利です。

注釈

Another HTML-lintによる検証は、その機能に限界があるので、構文エラー(タグの閉じ忘れなどの書式ミス)が無ければ、マークアップ構造に問題があっても満点と判定されます。これは他の検証サービスでも同様のことです。

HTMLでは、”XMLの様に論理構造を厳守しなさい”とまではW3Cは言及していません。然しながら、Web Content Accessibility Guidelines 1.0 などにもある様に、タグの用法を守ったり、構造を明確にする必要性があります。ですから、マークアップ検証で満点評価であっても、蔓延している表レイアウト(俗語)や意図不明なdiv要素及びspan要素によるレイアウト(表から脱却しただけ)などの様な物理的なマークアップならば、その評価点(評価内容)には疑問が残ります。

また、Another HTML-lint は、Another XHTML-lint でも Another XML-lint でもないので(将来的に対応されるかも知れませんが)、XHTMLを拡張していると○○は不明なタグです。と、妥当な書式の場合でもエラー判定(エラーひとつにつき、減点8点)されてしまいます・・・。

しかしそれは、他の名前空間に属する要素型/属性を利用した場合、そのXHTML文書は Strictly Conforming Documents ではないからです。

セマンティック

RDF Validation Service
W3CによるRDFの検証サービスです。
Valid RSS
RSSの検証サービスです。

XML

Valid XML 1.0!
XML1.0の書式をもとに設計され、整形式のエラーが無いXMLを示します。尚、このバナーは非公式です。

スタイルシート

Valid CSS!
W3CによるCSSの検証サービス。妥当であるCSSは、妥当であるHTMLと共に使用されなければ意味がありません。

ウェブアクセシビリティ

Level Double-A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0
Level Triple-A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0
W3Cのウェブコンテンツのアクセシビリティ構造度チェック。本サイトのWCAG 1.0 チェックポイントの照合一覧もご覧下さい。
Cynthia Tested!
ウェブコンテンツのアクセス可能性・妥当性(Section 508、及び、WCAG 1.0)の検証サービスです。
ウェブヘルパー
総務省が平成13年度から二ヵ年実施したアクセシビリティ実証実験WCAG 1.0を基準にしたW3C/WAIのワーキングドラフトであるAERTを基に開発したHTML専用のウェブアクセシビリティチェックツールです。
ウェブヘルパーASP版
総務省のウェブアクセシビリティ実証実験を担当しているアライド・ブレインズ株式会社が開発・提供しているウェブアクセシビリティの点検サービスです。アクセシビリティの確保をすると、サイト一覧に登録してもらうことができます(任意)。
Personal i-Checker
ホームページ・リーダーなどの音声読み上げブラウザにて、ウェブページの内容を音声合成で読み上げる際に、問題となる項目のチェックが行えます。まぁ、当たり前のマークアップでは起こり得ない程度の問題(HTMLに於けるimg要素のalt属性値の不備など)程度の検出しかできません。音声で読み上げによる確認とかの芸当はないです。残念・・・。

ハイパーリンク

W3C(R) Link Checker
W3Cによるドキュメント中のハイパーリンクの検証。デッドリンクなどを確認できます。ちなみに、デッドリンクと化した貴重な情報源は、諦める前に世界中のウェブアーカイブを収集/保存しているIAWayback Machineにて確認してみると良いです。