心得の巻
「不如帰」についての心得、いわゆる説明書です。ゲーム付属の説明書とは異なります。
不如帰とは?
題名 | 開発元 | 発売元 | 発売日 | 対応機種 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
不如帰 | TAMTEX | IREM | 1988年08月19日 | FC | 6,500円 |
『不如帰』は、中世日本の戦国時代における武士の闘争を、軍事、経済、外交と、あらゆる要素で再現した究極のSGです。プレイヤーは、日本各地(全40ヶ国)に点在する戦国大名のひとりとして、天下統一を目指します。
注釈
- 『不如帰』の続編は、残念ながら発売されることはありませんでした。然しながら、『不如帰』で企画監督をされた岡野修身氏は、アスク講談社から1993年に発売された伝説的SG『1552天下大乱』(PCE SCD-ROM専用)の製作にも携わっています。
- 不如帰 (ゲーム) - Wikipedia
- 不如帰
- a little cuckoo
- ホトトギス科の渡り鳥。全長約28cm。背面は灰褐色、腹部は白地に黒の横斑、尾羽は長く白斑が混じる。
- 中国東北地方からヒマラヤにかけてと、インドネシアおよびマダガスカルに分布し、北方の鳥は南アジアで越冬する。日本には5月に各地に渡来し、8~9月に南方へ去る。日本古来より、夏の鳥として親しまれ、文学にも登場する。
- 子規、賤子鳥、魂迎鳥、時鳥、不如帰など別名が多い。
操作方法の心得
- 十字ボタン
- コマンドや日本地図上での国の選択、金額などを指定する時に使用します。
- Aボタン
- コマンド決定や、メッセージの続きを表示する時に使用します。
- Bボタン
- コマンドをキャンセルする時に使用します。
- スタートボタン
- タイトル画面でゲームを開始する時に使用します。
- セレクトボタン
- タイトル画面では、スタート及びコンティニューの選択を行います。
- ゲーム中は、各フェイズでプレイヤー大名家の順番の時に「しらべる」モード(国力調査)に切り替えることができます。
注釈
- コントローラーⅡは使用しません。
ゲーム開始方法の心得
- ゲームスタート
- ファミコン本体に『不如帰』のカセットをセットします。
- 電源を入れれると、TAMTEX のロゴに続き『不如帰』と表示される画面がタイトル画面です。ゲームを開始する時はタイトル画面でスタートボタンを押してメニュー画面(スタートかコンティニューの選択)を表示します。メニューを選ぶには、セレクトボタン若しくは十字ボタンの上下で選択し、スタートボタンを押します。また、タイトル画面でメニューを表示しないでおくと、暫くしてから、オープニングデモ(予告編)が流れ始めます。
- 大名家選択
- タイトルメニューでスタートを選択してゲームを始めたら、先ず、始める国を選択します。十字ボタンで選択してAボタンで決定します。
- 次に名前を変更するかどうかを選択します。変更するならばAボタンを、変更しないならばBボタン押します。名前を変更する場合には、名前の入力画面で平仮名で4文字までの名前を付けます。
- 最後に大名の能力を決定します。能力決定画面で、10ポイントの能力値を、
さくせん
、せんとう
、せいじ
、カリスマ
の各要素に振り分けます。そこで十字ボタンの上下を押してカーソルを動かし、当該要素のポイントを加減(Aボタンで増加、Bボタンで減少)します。全ての能力要素が決定したら、カーソルをおわり
に合せてAボタンで決定します。 - 全てを終えると、確認画面が表示されます。内容に特に問題が無ければ、Aボタンを押すとゲームが開始されます。
- シナリオ
- 不如帰では、ゲームは1555年に開始します。ゲームの終了年は1636年に設定されています。
- ゲームのロードとセーブ
- タイトル画面のメニュー画面で
CONTINUE
を選択することで、記録しておいた内容をロードすることができます。ゲームの途中経過のセーブ(記録)は、軍備フェイズでのみ行うことができます。
ゲーム進行の心得
ゲームの流れ
- 不如帰進行チャート
- チャートの説明
計略 ← 軍備 ← 第3戦争 ↓ ↑ 税収 第3移動 ↓ ↑ 第1移動 第2戦争 ↓ ↑ 第1戦争 → 政略 → 第2移動
『不如帰』では、おおまかに分けて6つの手順(フェイズ)があります。この手順の1組が実際の1年をあらわす1ターンとして構成されます。それぞれの手順では、実行できる命令内容(コマンド)が決まっています。
- 計略フェイズ
- 内政、他国への計略を行います。
- 税収フェイズ
- 領国からの税収が得られます。家臣の俸禄や兵の維持費の支払いも、この時行われます。領民に対して、税率を指定した重税を課すこともできます。
- 移動フェイズ(1~3)
- 家臣を移動することができます。移動フェイズは、1ターン中に3回あります。
- 戦争フェイズ(1~3)
- 敵国へ侵攻することができます。自国が敵国の侵攻を受ければ、援軍を率いて迎え撃つのもこのターンです。戦争フェイズは、1ターン中に3回あります。
- 政略フェイズ
- 外交、謀略を行います。
- 軍備フェイズ
- 兵員の増強を行います。新しい家臣の雇用(在野武将の発掘)もここで行います。
注釈
- 1ターンは、計略フェイズから始まります。
- 第3移動・戦争フェイズでは季節が冬になり、北陸・東北地方は雪の為行動できません。
- 各フェイズの大名の順番は毎回違います(ランダム)。
- 降伏大名では、計略、戦争ができません。
画面構成について
- メイン画面
- 主に命令を選択、実行する画面です。色々なメッセージがメッセージウインドウに表示されます。各フェイズで、プレイヤーの順番がきた時に、セレクトボタンを押すと「しらべる」モード(国力調査)になります。
- サブ画面
- 「しらべる」モードで国力調査の対象国を決定した時に表示される画面です。
武将について
- 『不如帰』には、99人の武将が登場します。
- 武将は、大名(国を支配する君主)と家臣(君主の部下)の身分に分けられます。
- 武将には、幾つかの能力が設定されていますが、マスクデータ化されています。即ち、画面上で武将の能力値を確認することはできません。
- 作戦
- 総大将として軍を指揮するときの能力を示し、戦争フェイズ(野戦での作戦成功率や攻城戦で力攻めをするとき)で大きく関ってくる能力です。
- この能力が特に優秀な武将は、上杉謙信、黒田如水、竹中半兵衛などです。
- この能力が特に劣る武将は、大内義長、本願寺顕如、一向連悟などです。
- 戦闘
- 戦闘のときの強さを示し、戦争フェイズのときに兵力の被害に関わる能力です。
- この能力が特に優秀な武将は、上杉謙信、雑賀孫一、加藤清正などです。
- この能力が特に劣る武将は、大内義長、本願寺顕如、一向連悟などです。
- 政治
- 内政の巧みさを表した能力です。計略フェイズのときに他の大名家からの計略を防いだり、軍備フェイズでの城の強化、戦争フェイズの攻城戦での兵糧攻めを行うときにも発揮する能力です。
- この能力が特に優秀な武将は、織田信長、武田信玄、羽柴秀吉などです。
- この能力が特に劣る武将は、大内義長、本願寺顕如、一向連悟などです。
- カリスマ
- その武将の大名としての魅力を示します。この能力が高いと、新しい家臣が集まり易く、家臣が裏切りにくくなります。大名のカリスマは、野戦の勝敗で増減します。
- この能力が特に優秀な武将は、上杉謙信、武田信玄、羽柴秀吉、本願寺顕如、一向連悟などです。
- 忠誠
- 武将の大名への忠誠度を示します。この値が低いと、謀反を企てたり出奔したりします。武将の忠誠度は、大名のカリスマや俸禄とも深い関わりがあります。
- 俸禄
- 家臣の給料に相当します。俸禄の高い家臣ほど裏切りにくく、また軍備フェイズで高い俸禄を約束すれば、新しい家臣が集まり易くなります。家臣の俸禄は、税収フェイズで自動的に支払われ、金が足りないと去って行きます。
注釈
- 武将データのマスク化は、
当時当たり前であったキャラクターのデータ主義的手法のアンチテーゼとして、また、現実同様の人間に委ねることの不確実さの表現として、「不如帰」の重要な要素
[引用: 岡野修身様からのお便り: 福音書 弐 -- 幻の不如帰 より] とされています。 - 武将の能力には、「運」などもマスクデータ化されているようです。
- 武将ごとに異なる顔グラフィックも設定されています。
盟主と降伏大名
降伏大名を持つ大名家は盟主といいます。
盟主には幾つかの利点があり、逆に降伏大名は制限を受けます。
- 盟主の利点
- 大名が出陣している野戦において、降伏大名が援軍として来てくれる時があります。
- 移動や戦争の時、盟主の領地に接している降伏大名の領地を飛び越えることができます。
- 降伏大名の制限
- 計略、戦争ができません。
- 兵の維持費が通常の兵力1に対して金2ではなく金3必要になります。
- 政略フェイズにて、降伏させると寝返らせるができません。
注釈
- 政略フェイズの降伏勧告をする時、官位レベルの高い相手に対して成功しません。
- 降伏大名は、侵略された時、盟主やその他の降伏大名の援軍が来てくれることがあります。
- 降伏大名は、与えられている官位が高いほど盟主を裏切りにくくなります。
勝利条件と敗北条件
- 勝利条件
- 全40ヶ国を支配するか降伏(従属)させたときです。プレイヤーの国力総計と従属した大名の国力総計を比較してプレイヤーの方が一定条件より多ければ「徳川型エンディング」、そうでなければ「豊臣型エンディング」になります。
- 敗北条件
- 大名家は、大名が死亡して、家臣が一人もいなかった時、支配国を全て失った場合に滅亡します。但し、プレイヤーの大名家では、大名が死亡した時点で滅亡してしまいます。また、1636年までに天下統一できなかった場合、1636年の軍備フェイズが終了すると強制的に大往生となり、ゲーム終焉を迎えます。
各フェイズにおける心得
計略フェイズにおける心得
計略フェイズについての説明をします。
- 自国に計略金を投入すると国力(石高)が上昇し、他国ならその国の国力が減少します。
- 計略を実行できる国は、武将のいる国とその隣国だけです。
- 他国から計略された国に武将がいると、その武将の政治能力によって効果を弱めることできます。
税収フェイズにおける心得
税収フェイズでは、税率を指定して領国の領民に対して重税を課すことができます。重税を課す際の税率は6段階から選択できます。レベルが高いほど成功した時に集まる税収(金)が多くなりますが、これに比例して一揆が起こりやすくなります。重税の必要性が無い場合には、コマンドをキャンセルすることもできます。
注釈
- 領国数が増えるほど、重税をした時の一揆が起こる確率は高くなります。
- 武将のいる国については、その武将の政治能力によって一揆を起こりにくくします。
- 家臣の俸禄や兵の維持費については、税収で得られた資金から自動的に支払われます。
- 兵の維持費は、兵力1に対して金2が必要になります。但し、降伏大名の場合には、兵の維持費が金2ではなく金3必要になります。
移動フェイズにおける心得
移動フェイズでは、武将を配置する国を変更することができます。この時、武将の配置換えを行う国同士は、自分の支配国だけで繋がっていなければなりません。第3移動フェイズでは季節が冬になり、北陸・東北地方は雪の為行動できません。
戦争フェイズにおける心得
戦争フェイズについての説明をします。
- 自分の支配する国に隣接する敵国へ侵攻することができます。
- 敵国へ侵攻する場合、その敵国に隣接する自国に、武将がいる必要があります。
- 侵攻する時には、軍資金として兵力1に対して金2が必要になります。
- 他国から侵略された場合、侵略された国に隣接する自国に武将がいれば、援軍として駆けつけることができます。
- 複数の武将が出陣する時には、総大将を選択することができます。大名自らが出陣する場合には、大名が総大将を務めます。
- 第3戦争フェイズでは季節が冬になり、北陸・東北地方は雪の為行動できません。
- 他国の戦争
- 他勢力同士の戦争は自動的に処理され、その結果が表示されます。
政略フェイズにおける心得
政略フェイズでは、経済力、軍事力以外の主に外交を中心とした戦略を行います。
- 官位を与える
- 山城の国を支配している大名は、そのときの総国力によって、幾つかの官位を他の大名に授けたり、自分で貰ったりできます。
- 各官位は、種類によって一度に与えられる数に制限があります。
- 政略結婚
- 他の大名家に当家の姫を嫁がせて、不戦同盟を結びます。
- 成否に関わらず、金5が必要となります。
- 寝返らせる
- 他国の家臣を自分の配下に入るように説得(調略)します。高い俸禄を約束するほど、説得に応じやすくなります。
- 成否に関わらず、金1が必要となります。
- 謀反
- 盟主へ反旗を翻し、独立します。このコマンドは、自国が他国に降伏している場合にのみ行えます。
注釈
- 降伏大名では、降伏させると寝返らせるができません。
軍備フェイズにおける心得
軍備フェイズでは、軍備の強化、人事、セーブを行います。
- 家臣の俸禄
- 家臣の俸禄(給与)を増加させます。これによって裏切りにくくなります。但し、一度決定した俸禄は没収できません。
- 俸禄の最大値は9金です。
- 家臣を雇う
- 雇用時の俸禄を設定して、在野武将(浪人)を発掘します。俸禄数と大名のカリスマが成否に影響します。
- 城の強化
- 城塞値を上昇させます。これによって、篭城を行っても落城しにくくなります。城の強化は、武将がいる国に対してだけ行えます。
- ひとつの城に対して、1回9レベルまで強化でき、指定した武将の政治能力や現在の城塞値によって、1レベルあたりの費用が異なります。
- 鉄砲の購入
- 鉄砲の購入を行います。
- 鉄砲1に対して金30が必要となります。
注釈
- 兵1は約1,000人、鉄砲1は約100挺をあらわしています。
- 兵0(1,000人未満の兵力を意味します)の武将は、他国に侵攻できません。自国が侵略された時、援軍とすることはできます。
- 『不如帰』では、家臣を追放することはできません。(終身雇用制度?)
- ゲームのセーブ(状態の保存)は、全国の大名が軍備フェイズを終えた時点でその可否を選択します。
イベントに関しての心得
ゲーム中に色々なイベント(事件)が発生します。
- 豊作
- 豊作地方のその年の税収が例年の2倍になります。
- 凶作
- 凶作地方からのその年の税収が例年の半分になります。
- 飢饉
- 飢饉が発生した地方のその年の税収が例年よりも激減します。
- 台風
- 台風が発生した地方の国の石高が減少します。
- 出奔
- その大名の家臣が逃亡します。大名のカリスマと家臣の忠誠心、俸禄の高さによって避けることができます。
- 死亡
- 武将が死亡します。
- 下克上
- 家臣の武将が大名へ反旗を翻します。謀反が発生した国の大名は倒され、その家臣が新しい大名となります。大名のカリスマによって避けることができます。
- 貿易
- 南蛮船の来航によって賑わい、国力が20上昇します。
- 布教
- 異国の宗教が流行します。厳しく取り締まると、大名のカリスマと国力が減少する変わりに、他国の国力が上がります。また、放って置くと、大名のカリスマが著しく低下します。
- 一向一揆
- 一向宗の僧侶や門徒たちによって先導された宗教一揆が発生します。一向一揆が発生した国の国力はかなり減少します。兵力をもって鎮圧すると、国力の低下を抑えられますが、一揆の規模により兵力が減少します。
- 不手際
- 降伏大名(従属大名)が盟主に対する謀反を画策します。降伏大名を取り潰すと、盟主のカリスマが減少しますが、取り潰された大名家の武将たち(大名とその家臣)は浪人になります。放っておくと、盟主大名のカリスマが上昇します。
- 一揆
- 重税レベルの高さに応じて国力が減少し、税収も激減します。
注釈
- ソフトウェアに付属する説明書の布教イベントについて記載内容(
異国の宗教を厳しく取り締まると、大名のカリスマが上がる変わりに自分の持っているいくつかの国の国力が低下し、尚かつある他国の国力が上がってしまいます。また、放っておくと、大名のカリスマが下がります。
)は誤りです。正しくは、どちらの場合にもカリスマが下がります。
戦闘モードにおける心得
戦争フェイズで敵国へ侵攻した時の戦闘(攻撃)と、自国が敵国に侵略された時の戦闘(守備)が処理されるのが、戦闘モードです。戦闘モードは、野戦と攻城戦の2種類に分かれて行われます。
野戦
野戦では、攻撃を仕掛けた国(攻撃)とそれを阻止する為に兵を出した国(守備)との戦闘が行われます。
- 野戦の手順
- 先ず、作戦決定画面で戦い方(野戦での作戦)を決めます。
- 作戦によって、特別な行動をさせる武将を決めます。
- 先陣を決定します。
- 野戦戦闘画面で戦況に応じた指示(野戦でのコマンド)をお互いに繰り返し、勝敗が決すまで戦闘を行います。
- 野戦での勝利条件
- 敵を全滅(兵力が0)させた時
- 敵の総大将を討ち取った時
- 敵が退却した時
- 敵の作戦が包囲作戦だった場合、敵軍の中央兵力を壊滅させた時
- 野戦での敗北条件
- 敵に勝利条件を満たされた時
注釈
- 野戦に勝利すると、引き続き攻城戦に移行します。
- 野戦での作戦
- 突撃
- 最も一般的な作戦です。正攻法と言えます。
- 包囲
- 敵軍の士気を一方的に下げていきます。しかし、中央の武将の兵力が壊滅すると即座に負けてしまうので、見方の兵力が充実している時に効果的です。
- 挟み撃ち
- 別働隊により敵の後方からも攻撃する方法です。非常に有効な作戦ですが、総大将と別働隊の武将の作戦能力が低いと、別働隊が攻め始める前に不利な兵力の為に負けてしまう危険性があります。
- 奇襲
- 敵の不意をついて攻撃します。成功すれば、敵は混乱して味方の被害を出すことなく攻撃できますが、失敗すると、かなり不利な戦況に陥ります。小勢で多勢を破ることも可能な一か八かの作戦ですので、万が一使う場合には、天気にも気を配って下さい。
- 野戦でのコマンド
- 見守る
- 現状維持で戦います。
- 後詰
- 予備の武将のうち1部隊を投入します。
- 鉄砲
- 鉄砲による攻撃です。1回の野戦で1度だけ使えますが、雨の時は使えません。
- 意見
- 野戦に参加している味方の武将に、意見を求めることができます。時々発言する彼らの意見を採用すると、時として戦局が一変します。
- 退却
- 退却します。
- 士気
- 士気とは、兵たちのやる気のことです。部隊の戦闘意欲や疲労度を表します。
- 士気がなくなると、いくら兵力が残っていても負けてしまいます。
- 戦闘による被害を受けたり、長い時間戦っていると次第に減ります。
- 後詰により、予備の武将を新しく投入すると士気を回復できます。
注釈
- 攻めこまれた側は、退却をする時、その国の城に篭城することができます。但し、落城すると、篭城している武将たちは討ち死にするか逃亡してしまいます。
- 後詰では、既に投入された兵力よりも新たに投入する兵力が多いほど、士気の回復は多くなります。但し、投入兵力が0となると、士気の低下は甚だしいので注意が必要です。
- 戦況が不利だと思ったら、兵力を無駄にするより、早めに退却した方がよいでしょう。兵力や士気が減少してからだと、敵の追撃によって味方の武将が討ち取られたり、多くの鉄砲を戦場に置き捨ててしまったりします。
攻城戦
自国または敵国が篭城した場合は、攻城戦に移ります。また、戦争フェイズで武将が不在の国に攻め込んだ時に守備側が援軍を差し向けない場合、戦闘モードでは野戦は行われず、そのまま攻城戦が始まります。
- 攻城戦の手順
- 攻城戦画面で、攻撃側は戦況に応じた指示(攻城戦でのコマンド)を選択します。
- 落城
- 力攻め、包囲によって城塞値が0になった時、その城は落城します。
- 使いを送るコマンドが成功した場合、無血開城が成立します。
- 攻城戦でのコマンド
- 兵糧攻め
- 城を包囲して食料が無くなるのを待ちます。攻撃する側の兵力に損害は出ませんが、行えるのは1回だけです。この方法で城が落ちない場合、城は守られたことになり、攻城戦は終了します。
- 力攻め
- 武力で直接攻めます。1回の戦闘で何度でも城を攻撃できますが、攻撃する側の兵力も被害が出ます。
- 使いを送る
- 使者を送って敵を説得し、開城させます。成功すれば、城塞値はそのままで国を取れますが、敵の武将が篭城していたり、城塞値が高かったりするとなかなか成功せず、時間を稼がせるだけで終わります。
注釈
- 力攻めでは、攻撃によって兵力が0になる時、攻撃する側の武将が討ち死にする危険性があります。
- 落城した城の武将たちは、討ち死にするか逃亡してしまいます。
- 落城した城の城塞値は10に回復し、攻撃を仕掛けた大名家のものになります。例外として、使いを送るコマンドが成功した場合には、城塞値はそのまま明け渡されます。